過去ログ - とある未来の通行止め その3
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28:ブラジャーの人[saga]
2012/03/08(木) 22:46:51.72 ID:j3onqwp00

コンビニの駐車場にランエボを停めて、浜面と上条が席を代わる。
ペーパードライバーの上条はかなり緊張していたが、助手席の浜面にアドバイスされて、すぐにコツを掴みはじめた。

「教習車と全然違うなぁ。すげぇ加速」
「もう5速に入れろよ。しばらくはこの幹線道路走ろうぜ」

三十分ほどして、また別のコンビニに入る。三人はそれぞれ飲み物を選び、車外で体を伸ばした。
浜面が、サスペンションがどうの、ブレーキがどうのと話しているが、上条にはあまり理解できない。
ポルシェを持つに当たり、その辺は勉強した一方通行こそ、実はいい話相手なのだが、いかんせん彼は知っているだけで、興味は強くない。
それでも、運転席の窓から、シフトノブやペダル等を、再度珍しげに見ていた。

「……ねぇ浜面くん。一方通行も運転したい、って言ってるよ」
「ん? でも大丈夫かな。クラッチかなり重いでしょ?」

一方通行の背後で、何やら掛けあいが始まった。

「やってみなけりゃ分からないじゃない。ね? 乗ってみたいよね?」
「………」
「……だな。じゃ、今度は上条くんがリヤシートな」

また一言も発してしないのに。一方通行も「ランエボ運転してみたいオトコの子」に認定されてしまった。



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