335:ブラジャーの人[saga]
2012/05/03(木) 18:48:29.65 ID:n3uyKCbM0
薄暗い寝室のベッドにそっと運ばれた打ち止めは、条件反射か、仰向けに寝そべってしまう。
「こら、脱がせてもないのに寝るな」
「あら、そういえば」
上体を起こした打ち止めは胸の前のボタンを外し始めた。三つ外れたところで、
背後の一方通行が裾や肩の部分を掴み、あっという間に首、腕を通して脱がされてしまった。続いて肌着、そしてスポーツブラも。
(脱がせやすいなァ)
上半身裸になった妻を、膝立ちになっていた一方通行が抱きしめる。一週間ぶりに触れる彼女の素肌に鼻を押し付けて匂いを確かめた。
(まるでブラちゃんみたいね、ってミサカはミサカは犬は飼い主に似るという言葉は本当だったと笑ってみる)
それとも一方通行がブランカに似てきたのだろうか。そんなことを考えていると、肩の辺りにあった手がゆっくりと下がってきた。
「…………」
「……どう? 大きくなったと思う?」
上から乳房に手を宛がっているだけでは判然としない。寄せてみたり指を埋めてみたり。
下から持ち上げてみると……
「デカく、なってる……な」
「やはり、ってミサカはミサカはあなたのお墨付きをもらって勝利のガッツポーズ」
「何と戦ってンだオマエは」
あぐらをかいた一方通行。手は妻の胸に宛がったままで、自分の方に引き倒す。
見降ろした打ち止めの頬はほんのり染まっていて、目は潤んでいる。薄暗い中でも分かる。
「ちゅーして、ちゅー」
「……ン」
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