過去ログ - とある未来の通行止め その3
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340:ブラジャーの人[saga]
2012/05/04(金) 14:00:37.01 ID:POhK/+bk0

五階建てのビルだが、使っているのは三階部分の数部屋だ。
たまにだが客人がいないわけではなく、唯一対面式で座れるソファがある部屋に御坂を案内する。
通りすがりにカラフルな布に包まれた物を見て彼女が、

「あ、これお弁当じゃない? アンタもこういうの食べるのね」

と、目ざとく見つける。さっさと鞄に仕舞っておくのだったと、一方通行はちょっと後悔した。


「さってとー。その仏頂面を長いこと見るのは美琴さんの精神上あまり良くないから、サクサクやるわよ。サクサクと」
「……」

御坂はノートパソコンを取り出すと、一分ほど経ってから一方通行にディスプレイを見せる。
膝の高さのテーブルに置かれたパソコンをずらし、青年の顔が画面に近づく。眉間に深い皺が刻まれ、赤い瞳が、細められた目で鋭さを増した。

御坂は反対側の彼が座るソファに移動し、横から手を伸ばす。右手だけで器用に素早くキーボードを操作し、次々に情報を呼び出した。




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