過去ログ - とある未来の通行止め その3
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393:ブラジャーの人[saga]
2012/05/16(水) 00:22:29.23 ID:n9+P7/rf0

「もォいい。オマエらとっとと働け。……この中から必要な物があれば使え」
「おや、随分雑多な」

一方通行が引っ張ってきたキャリーバッグの中には、幾つかのハンドガンと銃弾が詰まった箱。その他にも、

「この包みは何?」

結標がオレンジ色のザラ紙に巻かれた塊を手に取る。大きさは彼女の片手に収まるほど。

「C4だ。気をつけろよォ」
「お前は本当に穏便に済ます気があるのか」

それはとてもポピュラーな爆弾である。よほどの衝撃を加えなければ爆発したりしないので、鞄に一まとめにしてきたのだ。
ツッコミつつも、幾つか持って行くつもりの土御門に、一方通行は対応する起爆装置を渡した。

「使い方は分かるよな。余らせると、かえって足がつきやすいから使い切れよ」
「あいよ」

結標は何も受け取らず、自前の軍用ライトを軽く振った。彼女もこのような『仕事』は久しぶりなので、念のために物置から引っ張り出してきた物だ。
そして上着を脱ぎ、袖の部分を腰に回して結んだ。革素材のチューブトップが、豊かな胸を包んでいる。透明なストラップが肩に掛かっているので、何かしらバストもカバーされているようだ。

昔はサラシを巻いていたが、今日はこのスタイルで臨む。
気合いを入れていると、一方通行が自分の胸元を直視していて結標はぎょっとする。



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