過去ログ - とある未来の通行止め その3
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408:ブラジャーの人[saga]
2012/05/17(木) 00:09:30.82 ID:7euSVND70

昼食を食べた後、夫婦はソファで腹休めをしている。
ブランカは鼻を「ぴーぴー」鳴らして寝続けているので、ブラッシングは日を改めてもいいかもしれない。

「まったりー、ってミサカはミサカはあなたに甘えてみるー」
「食ったばっかなのに、苦しいだろォが。しかも最近オマエ急激に重くなってきたし」
「仕方ないでしょ! 息子ちゃんが急成長中なんだから!ってミサカはミサカはデリカシーの無いあなたに制裁を与えてみる!」
「うっ。……俺もそォいう意味で重くなったと言ったンだ。深読みしすぎだ阿呆…」

二人でじゃれあっているのが楽しいので、愛犬が催促しないのをいいことにこのまま『遊ぼう』と思っていた。


重い、と難癖つけつつも、一方通行は膝に乗ってきた打ち止めを支えてやる。
自分の胸板に背中をくっつけ、頭をすり寄せて来る打ち止め。アホ毛がくすぐったい。

胎児の負担にならないように、妊娠後はこうして後ろから抱きしめることが多くなった。日に日に、腹へと回す手が遠くになっていく。

マタニティウェアの上から、その腹を撫で、髪を梳き、頬や耳に指を滑らせてやる。打ち止めはブラッシング中の犬のように、甘えた声を漏らした。

「ん〜」
「ン……」

時折首を捻ってキスをねだられる。一方通行はその都度応えた。
打ち止めに言わせれば、背後から「キスしたい」という無言の訴えを感じていたからだが。



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