434:ブラジャーの人[saga]
2012/05/20(日) 02:11:48.08 ID:MBK2qOFb0
「オマエらは馬鹿か。俺と打ち止めは当分の間、遠出できねェぞ。行くならそっちで勝手にしろ」
打ち止めのお腹の上には、隣の一方通行からも手が伸ばされる。
上条と浜面はハっと気づいて顔を見合わせた。
「そ、そうだった。打ち止め達はこれから遊ぶどころじゃないな……」
「すまん……。忘れてたわけじゃねぇけど、盛り上がっちまった」
「平気だってば。他のミサカ達や、病院の先生、ヨミカワ達が協力してくれるっていうから、カミジョウとハマヅラはこの人と遊んであげて、ってミサカはミサカは旦那様の交遊関係を優先してみたり」
一番年若い打ち止めの気遣い。そんな健気な彼女に、お客は益々慌てる。
「やめろよ。打ち止めも一緒に決まってるだろ。インデックスだってそうしたいはずだ」
「そうそう。赤ん坊を連れて行けるトコに遊びに行きゃあいいんだよ」
「でもぉ、せっかくだからあの時のキャンプみたいに……」
一方通行は、こんな気遣いの応酬はくだらないと思う。彼の行動原理はいつも定まっているからだ。
「オマエが行きたいなら、出来る範囲で遊べばいい。浜面が言うよォにガキを連れて」
「あなた……」
「それに三年、五年経てば状況は変わるじゃねェか」
子供はいつか立って歩きだし、言葉を覚え、学校に通うようになる。
一方通行はそんな未来のことを考えていたのかと、彼以外が目を丸くした。
「子供が大きくなってから、みんなでキャンプでもなんでもすればいいってことか」
「それまでは近場でエンジョイしようぜ!」
「ありがとう!ってミサカはミサカは感激してみる! さすがミサカの旦那様&その友達!」
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