過去ログ - 球磨川『騙し合い?』めだか「私はみんなを信じる!!」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2012/03/06(火) 05:30:09.09 ID:xjwPyCqAO
球磨川『……ま、どこでもいい……や……』

気が付けばめだかちゃんの目の前に募金箱を持った女の子がいた。

しゃがみこみ、話を聞いてあげているめだかちゃん。

この組み合わせは拙い。

非常に拙い。

どれくらい拙いかというと物凄く拙い。

拙いなんてものじゃない。

駄目、絶対。浴槽洗剤と洗濯物洗剤を混ぜるような物だ。

ほら、見ろ。もう涙ぐんでる。

止めてやれ。めだかちゃんの稼ぎは決してよくは無いんだぞ!!

しかも女の子の方は後ろを向いて、めだかちゃんに見えないように目薬をさした。

めだか「す、少ないがこれを孤児院の足しに……」

めだかちゃんが財布を開くが、その動きが止まる。

僕と女の子と財布を交互に見合わせて。

物凄く何かと葛藤していた。

めだか「あ……う……しかし……ぐぬぅ……」グヌヌ

女の子は涙ぐみながら上目使いでうるうると見つめている。

球磨川『はぁ』

財布から千円札を出す。

それを募金箱に入れる。

女の子「お兄ちゃん、ありがとう」

球磨川『僕じゃなくてお姉ちゃんに行ったげて』

女の子「お姉ちゃんもありがとう」

あからさまなついでのお礼で女の子は小走りで去っていった。

めだか「……うむ、球磨川。いいことをした後は気持ちがいいだろう」ウムウム

腕を組み、尊大に何度も頷いている。

球磨川『……そうだねー』

僕は棒読みで答える。

その後、めだかちゃんははたと何かに気づいたのか後悔しているような難しい表情をしていた。


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