過去ログ - 紬・唯「夕暮れ、小さな影がはしゃいで」
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◆uYrKEIyfBFwj
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2012/03/10(土) 15:12:53.39 ID:zERT4pwIO
初めて見た時から、なんて綺麗な子なのかしらって思った。
可愛らしいお顔、少し癖のある柔らかな髪の毛。年頃の女の子らしい、健康的で……でも艶やかな身体。
そして……その性格と雰囲気。
以下略
3
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◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:17:34.80 ID:zERT4pwIO
唯「ムギちゃん、今日は付き合ってくれてありがとねっ」
ある冬の休日、隣を歩く唯ちゃんが笑う。
近々憂ちゃんのお誕生日が近いらしく、そのプレゼントを買うのを手伝ってと頼まれたのだ。
以下略
4
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◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:20:28.94 ID:zERT4pwIO
唯「ラッキーラッキーっ」
ねえ知ってる? 私、唯ちゃんに一目惚れした事。
最初、軽音部に入ろうか迷っている貴女を見ながら『お願い行かないで。入部して』ってずっと祈っていたのよ。
以下略
5
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◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:22:47.59 ID:zERT4pwIO
唯「ムギちゃん? どうしたの?」
思い出し笑いをしてしまった私に、唯ちゃんが問いかけてくる。
……いけない。
以下略
6
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◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:25:24.40 ID:zERT4pwIO
あぁもう可愛いなぁもう、もうっ!
♪しゃらんらしゃらんら♪
紬「……あっ、じゃあ私こっちだから」
以下略
7
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◆uYrKEIyfBFwj
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2012/03/10(土) 15:29:18.47 ID:zERT4pwIO
唯「……うん」
紬「えっ」
そこには、見た事の無い表情をした知らない女の子が居た。
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8
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◆uYrKEIyfBFwj
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2012/03/10(土) 15:32:07.63 ID:zERT4pwIO
ここは私が登下校に使ういつもの駅じゃなく、普通の住宅街。
夕暮れも近いとあって人通りはまばら。その事も合間ってか、そんな彼女の背中はとても切なそう。
紬「唯ちゃん……」
以下略
9
:
◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:34:45.67 ID:zERT4pwIO
唯「きゃっ……ムギちゃ、強い……」
紬「あっ、ごめんねっ」
つい力を入れすぎた。
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10
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◆uYrKEIyfBFwj
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2012/03/10(土) 15:37:42.58 ID:zERT4pwIO
唯「ムっ、ムギちゃん……?」
紬「唯ちゃんっ」
唯「はひっ」
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11
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◆uYrKEIyfBFwj
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2012/03/10(土) 15:44:28.01 ID:zERT4pwIO
さっきの場所から2、3分歩いた所にある公園のベンチ。
夕方だし、結構寒いのにも関わらず、公園には何人か遊んでいる子供達が居る。
紬「美味しいわねっ、唯ちゃん」
以下略
12
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◆uYrKEIyfBFwj
[saga]
2012/03/10(土) 15:46:12.79 ID:zERT4pwIO
紬「……どうしたの、唯ちゃん」
唯ちゃんは確かにスキンシップが大好きな子だけど、今はちょっと雰囲気が違う。
唯「……寂しいなって」
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