過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/04/04(水) 14:40:05.83 ID:DVX3XUy80
そして、浜面は今度こそ確信する。
浜面「まぁ、当然だろうな。見つからないのも当然だと思うぜ、木山先生」
麦野も、滝壺も、絹旗も、フレンダも、浜面仕上でさえも、誰もが勘違いをしていた。
体晶を持ち去ったのは自分達より先に忍び込んだ侵入者だと思い込んでいた。
その前提条件から間違っている事も気付かず、愚かにも踊っていた。
バカだと、今更ながらに浜面仕上は痛感する。
自分はどれだけ愚かなのかと、殴りつけたい衝動をぐっとこらえる。
そう、誰もが知らない事実を、浜面仕上だけは知っていた。
知っていたというのに、ソレを活かす事の出来なかった自分の愚かさが恨めしい。
知っていた。知っていたのだ。
浜面仕上は、木山春生より先にMARへ侵入した人物がいる事を知っていた。
六日前にテレスティーナ自身が言っていたのに。
研究所に侵入者が入り込んだと、あんなに叫び散らしていたというのに。
そして、その人物すらも浜面は知っている。
いや、知っているどころではない。そいつは常に身近にいた。
身近にいて、笑っていて、誰よりも飄々と生きていた。
言っていたではないか。
『設計図とか色々盗んでまじで超電磁砲撃てるくらいに改造したんだぜ……?
まぁ、結局撃ったら銃が保たないから使えないみたいだけどさ』
MARが作った演算銃器の設計図を盗んだと。
MARの施設に侵入したと、余りにも堂々とそう言っていたそいつの名は――
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