過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/03/13(火) 23:19:45.07 ID:+Rbgcgb50
何も、思いつかなかった。
ヨハネのペンに対抗する方法も
インデックスを救う方法も。
ヨハネのペンをどうにかしてインデックスを救い出す方法も、何もかも。
絶望に押しつぶされながらも思考を続けるその姿を、常人ならばきっと称えるだろう。
それほどに状況は、最悪なのだ。
浜面「は……はは、一人の女の子から世界だってよ」
浜面「……話が、でかくなりすぎだっつうの」
最早笑うしかない。
今までなら、何とかなった。なんとか出来た。
魔術師、聖人、学園都市第一位。
無能力者でありながらも、浜面仕上は太刀打ちなんて出来ないはずの化け物達を倒して来た。
思考し、策を練り、ブラフを張り、隙を突き、這い上がり、がむしゃらに突破して来た。
しかし、それは相手が考え、思考し、揺れる、人間であったからに他ならない。
今、立ち向かわなければならない相手は『神』だ。
魔神だ。
10万3000冊の魔導書を操る魔神。
浜面「ふざけんなよ……」
レベル0なんかが、立ち向かえる訳が無い。
そんなもの、考えなくても分かる。
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