過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/03/13(火) 23:26:02.01 ID:+Rbgcgb50
木山「出来れば、動物は入れないでもらえるとありがたいんだがね」
浜面「勝手に着いてくるんだ」
木山「まぁいいだろう。コーヒーでもいれよう」
浜面「いらない」
木山「ならば私が飲むよ」
そういって木山晴美はデスクに置いてあったノートパソコンを畳み立ち上がる。
白衣を纏う痩身はどこか疲れている様に感じられた。
木山「それで、さっきも聞いたがどうかしたのかい?
少し用があってね、急いでもらえるとありがたいのだが……」
コトコトとコーヒーを注ぎながら、背中越しに木山晴生がそう呟いた。
浜面は一歩もその場を動こうとせず、言葉を投げる。
浜面「二つ程、聞きたい事があってきたんだ」
木山「悪いが、長くなるのなら二つも聞く時間はない、すまないがね」
浜面「なら一つ聞いてくれ。その話に興味が湧いたらもう一つも聞いてもらう。」
木山「……いいだろう。聞こうか」
そう言って、なみなみ注いだコーヒを口に運びながら木山晴生は振り向いた。
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