過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/03/13(火) 23:26:57.72 ID:+Rbgcgb50
浜面「……アンタ三日前の昼になにしてた」
そうして浜面が訪ねた言葉に、木山晴生はほんの少し意外そうな顔をした。
振り返る様に目を逸らし、思い出して行く様に言葉を紡ぐ。
木山「まぁ、言っても構わないか……患者を見ていたよ。幻想御手によって意識を失った患者をね」
木山「幻想御手の解析の為に呼び出されたのはいいが、いかんせん患者が多くてね……
どこも人手が足りないらしい。お陰で調査も進まないよ」
言い終わって、コーヒーを口へ運ぶ。
質問の意図を掴もうとしているのか、真直ぐ浜面の目を見つめながら。
しかし、唐突に話題は変わる。
浜面「ところでよ。二日前に俺に会った事、覚えてるか」
木山「うん? ああ……君が廊下にうずくまっていた所を通りかかったね」
浜面「その時、アンタなんて言った」
木山「……話でも聞こうかと、声をかけたはずだが?」
浜面「あぁ、そうだな」
木山「…………」
浜面「…………」
一拍の静寂が生まれ、コーヒーをすする音が心無しか大きく聞こえる。
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