過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/03/13(火) 23:31:49.40 ID:+Rbgcgb50
実際のところ、浜面が言い放った先の言葉には確証が無かった。
木山晴生の癖を覚えていたのは偶然だったし、二日前に聞いた言葉は単に間違いの可能性もあった。
それでもたった一つ知っていたのは、三日前に木山晴生はこの病院にいなかったという事だけだ。
あのカエル顔の医者は、どうやら患者だけではなく臨時に雇った職員の行動も把握しているらしい。
そうして、浜面が展開したのは余りにも酷いこじつけ。
笑われてもしょうがない程の、推測。
それはどちらにしろ、全てこの後の為の足止めでしかなかったのだが、
しかし、
浜面「…………」
最早、敵意を隠す必要はなくなった。
睨みつける様に鋭く目を光らせた浜面に対し、木山春生の表情は変わらない。
ただその隈の出来た目だけは、部屋に入ったときとは違っていた。
木山「………」
浜面もよく知る人殺しの目だった。
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