過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/04/04(水) 14:33:46.96 ID:DVX3XUy80
そう言って扉を抜けた木山の背を、浜面はゆっくりと追い後ろを歩く。
足下にスフィンクスを引き連れ、しかし警戒だけは怠らない。
研究室から出たそこは日常の広がる通路。
看護士や医師達が昏睡した患者を慌ただしく運び行き交う廊下を、
木山と浜面はまるで何事も無いかの様に歩いて行く。
木山「何から知りたい?」
静かにそんな言葉が投げ掛けられた。
少し早歩きで歩幅を緩めようとはしない木山晴生の背を追いながら、浜面は沢山ある中の疑問を一つ選ぶ。
それは、たった一言。シンプルな問い。
浜面「目的は、なんだ」
木山「随分と直球な質問だ。焦る気持ちは分からなくはないが、その問いはまだ早いな。……まぁいい」
木山「あるシュミレートをする為に樹形図の設計者の使用申請をしたんだがどういう訳か却下されてね。
アレの代わりになるような演算機器がどうしても必要なんだ」
浜面「ツリーダイアグラム……?」
木山から飛び出して来た単語に浜面が眉を潜める。
樹形図の設計者、学園都市が保有する超ド級の量子演算機器。
しかし、軌道衛星上にて公転し続けているハズだったそのスーパーコンピュータは
二日前に御坂美琴の逆雷によって貫かれ、既にこの世から消失したはずだ。
浜面「…………」
木山「わからない。と言う顔をしているな」
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