過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/04/04(水) 14:38:09.44 ID:DVX3XUy80
木山「悪いがまだこの力は必要なんだ。それとも力づくで奪ってみるかい?」
挑発するかの様に、木山晴生が両手を広げる。
浜面ならば一瞬で組敷く事が出来そうな細い体だが、奪われないという絶対の自信があるのだろう。
どこまでも不敵に笑いながら、木山晴生は余裕を崩そうとはしない。
浜面「……俺はただの無能力者だ。暗部を出し抜く様な――
ましてや140万人分の能力を使える様なデタラメな存在に力づくなんて無駄な事はしねぇ」
そして、当然ながら浜面はそんな絶対的な力を持つ相手に無策で挑む程愚かではなかった。
木山「ほう、気付いていたのか」
浜面「あぁ。信じられないけど、暗部を出し抜くって時点でこれしか考えられない」
そう、木山晴生に追求する以前より疑問であって、答えを導きだせなかったのはその手段だ。
一体どんな方法で木山晴生は学園都市の追撃を躱し、返り討ちにしたのか。
それだけがどうしても分からなかったが、木山晴生のその絶対的な自信。
幻想御手の正体。MARで起こった出来事。その事実をまとめてしまえば答えは一つしか浮かんでこない。
浜面「ネットワークに繋いだ人間の能力を使用出来る。それが幻想御手のもう一つの機能って訳か」
木山「その通り。今の私は少し洒落にならない程強いぞ?」
パチ、と木山春生の毛先から紫電が弾ける。
同時に他方向から冷たい風が押し寄せ、大地には小さな亀裂が走った。
本当に140万人の能力を行使出来るらしい。
今の木山晴生は実在不可能と称された多重能力者という事になるのだろう。
浜面「…………は、はは」
背筋に寒いものが走る。思わず、笑みがこぼれた。
目の前の存在が余りにも巨大で、強大で、強力で、強靭で、
そして――
余りにも都合が良すぎて、笑いが止まらない。
浜面「確かに力づくなんて無謀な事は出来ない。けどな、俺にだって考えが無い訳じゃないんだ」
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