過去ログ - 佐天「無能力者とかいいながら上条さんも能力持ってるんですね」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/03/12(月) 02:23:46.78 ID:AnT69L3AO


彼と女の子が入っていった公園に入ると、どうやら彼は能力についての相談に乗っているようだった。

…しかしひどいものだ。
 話が聞こえるくらい近くにいるのに彼は気づきもしない。

 内容から察するに、もめてしまった原因は、彼女の日頃のストレスが爆発してしまい、スキルアウトに食ってかかってしまったからのようだ。

 姫神は、2人が真剣な話をしているだけに横やりをいれたくないし、かと言って盗み聞きをしている形は申し訳なく、どうしようか考えていると2人に動きがあった。

「無能力者とかいいながら上条さん能力持ってるじゃないですか」


女の子はそれまでの空気を一転させ、睨むように上条にそう言った。

 まあ彼女の言ってることは正しいかな、と姫神は思った。
 システムスキャンでいくら数値が出なくても、能力は能力なのだ。
 右手のことは、能力開発に伸び悩み、精神的に参っている彼女に話すべき話ではなかった。

 やはり彼は肝心なときに無神経なのだ。

「言い訳しないでください!そうやって上条さんも私を馬鹿にしてたんですね?…ホントに信じられない!結局理解してるふりして笑ってたんだ!知ったふうなこといって……最低ですよ!…お願いですから二度と話しかけないで下さい…!」

 やがて彼女は癇癪を起こしたような怒りを彼にぶつけ始めた。





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