過去ログ - 中二病SF『ようこそカスミへ!』2号機
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2012/03/12(月) 00:49:43.10 ID:Yz0L+Z5AO

冷たく、暗く、狭い管の中をひたすら這っていく。
距離にしたら、大したものではないが、新兎や敷島が心配する必要もないほどに、余裕を全て奪うような道のりで、
どうにかこうにか向こう側へつく頃には日頃の体力不足も祟っているせいか、霧島と新兎は揃って座り込んでしまうほどであった。

敷島「殿下、よくぞご無事で」

敷島は少し息を切らせているケイティに跪いた。

新兎(よ…よくやるよ…)

敷島「ああ、神よ。殿下のご無事に祝福を!」

ケイティ「もう、オーバーですのよ。」

敷島「いいえ、ああ殿下の臣足が冷えてらっしゃる…温めて差し上げたいのですが生憎なにも持ち合わせてはおりません」

敷島「ああ、そうだ。血って温かいものな!自害いたしますので、何かにお役立てください!!」

新兎「『何か』ってお前さぁ……」

ケイティ「アナタのそういう所、好きですわ。」


好きですわ
好きですわ
好きですわ
好きですわ


敷島「ぬふぅ!」


当然、『ライク』の意味合いだったのだが、敷島の鼻腔を通して血液を噴き出させるには十分過ぎる程だった。

霧島「死ぬ必要、なかった見たいですね敷島くん」





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