過去ログ - 俺「多重世界で三周目か……」
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6: ◆tMXUWfc6dfaK[sage]
2012/03/14(水) 22:00:25.99 ID:UDWic1vAO
俺「…………今、なんと言った? ご老人」

村長「ですからユーゴ殿の旅にそなたも同行して頂きたい」

俺(……なる程、強制イベントか……小癪な)

俺「俺たちが彼らにしたことをお忘れになったか? それともとうとう痴呆でも始まったか?」

???「ち、ちょっと!! お父さんになんて事を言うのよ!!」

俺「誰だ、この乳臭い子供は?」

???「あ、あんですって!!」

???「そうです!! お父様!! ユーゴさん達がいればこのような方の力なんて入りません」

村長「イシュラ、レヴィア。考えてもみなさい。このお方がもし教団側についたとなるととてもじゃないが……我々では太刀打ちできない。けれどもーー彼がこちらについて頂ければ少なくとも教団に大きな脅威となる」

イシュラ「……っ!! ユーゴさんは負けてないっ!! だからこんな奴ーー」

レヴィア「待ちなさい、イシュラ。えっと……オレさん。貴方は何故、ラッフィーを斬ったのかしら?」

パール「き、斬ったのはわt……んぐっ」

俺「ふむ、特に意味は無い。お前らはお腹が空いたら食事するだろう? それと同じだ」

レヴィア「ならばーーあなたが人を斬りたいと言うのならばまず私を斬ってください」

村長「レヴィア!?」

イシュラ「姉さま!?」

俺「ほぅ……?」

イシュラ「あなたが暴力を振るいたくなったら私に振るいなさい。あなたが誰かを傷つけようとするなら私が身代わりになりましょう」

俺「ほぅ? ならば夜伽の時に呼んでもいいという事か?」

レヴィア「…………かまいません。それで誰かを救えるなら」

俺「……冗談だ、娘。貴様なぞに反応なんかせぬ」

レヴィア「な、なんですって!?」

イシュラ「ね、姉さま!! ば、馬鹿にされてるけど良かったじゃない!! 貞操は安泰だよ」

俺「貴様も同類だ」

イシュラ「あんですって!!」

村長「…………コホン。それで考えて欲しいのです。ユーゴ殿の旅に同行するか」

俺「メリットが無いな」

村長「国王への書状、隣村への書状で探し人の募集をかけましょう。神殿を守る一族の長として個人よりも人伝はあるつもりです」

俺(悪くないな。目標も見張れて一石二鳥だ)

俺「よかろう」

村長「ありがとうございます」


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