112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:26:48.42 ID:4ZjRNQaA0
○
シャワーを浴び汗や精液を洗い落とした。
でも匂いや汚れは落せても心の疲れまでは落せへん。
それでもシャワーを浴び続ける。
気持ちが落ち着くまで。
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:27:13.75 ID:4ZjRNQaA0
今までは確かに楽しかった。でもその反面いつも心のどこかにひっかかるものがあった。
多分いつまでもこの幸せが続くものではないという考えがあったんやと思う。
いつかは元に戻ってしまうんやろか
いつかはお兄ちゃんとの行為がばれてしまうんやろか
いつかはお兄ちゃんに嫌われてしまうんやろか
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:27:51.79 ID:4ZjRNQaA0
○
「ハイお兄ちゃん。」
ご飯が入ったお茶碗を渡す。
「ん。」
愛想も素っ気も無い受け取り方。
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:28:25.15 ID:4ZjRNQaA0
○
それから普通の兄妹として暮すようになって暫くたった。
「おはよーお兄ちゃん」 「おはようさん」
「はい、おべんと。」 「おう。」
「ごはんやで」 「詳細キボンヌ」 「2ちゃんの見すぎや」
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:29:00.57 ID:4ZjRNQaA0
○
久しぶりにお兄ちゃんと買い物に出かけた。
以前なら手を繋いで楽しく喋りながら買い物を楽しんでた。
でも今は手は繋がず、会話も程ほどに。
頼まれたものを買って早々に帰るつもりやった。
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:29:33.16 ID:4ZjRNQaA0
「おかーさん…」
いや、お母さんって…
「どないしたん?迷子なんか?」
「ウウ…」
うあ、やっぱり迷子か…
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:30:11.24 ID:4ZjRNQaA0
「すいません、御迷惑おかけして」
頭を下げ一礼すると子供を間に両手をとって去っていった。
「おねーちゃん」
あ、あの子、ボクの方を向いて手を振った。
…かわいいなぁ
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:30:40.73 ID:4ZjRNQaA0
○
何週間たったやろうか。
普通に暮らすにも慣れてきた。
今では料理だけでなく家事全般も任されるようになった。
sex出来ない分、せめてお兄ちゃんには美味しいものでも食べてもらっていつも元気であってほしいから
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:31:08.40 ID:4ZjRNQaA0
そういえば昨夜、お母さんとテレビ見ながら駄菓子をつついていた時に
「あんたこれだけ家事できるから一人になっても大丈夫やなぁ。
本当は生まれたときから純粋な女の子やったらもっと安心やったんやけど…その身体、本当にもう元に戻らへんの?
最近そればっかりが心配でな。」
「…そんなこと、ボクにも判らへんよ」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:31:35.59 ID:4ZjRNQaA0
○
夕刻。
冷蔵庫を覗くと野菜がきれていた。
それでいつものように八百屋に買出しに行った。
※ちなみにうちの近くは八百屋以外に鮮魚店など昔ながらのお店が結構多い。
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 04:32:04.31 ID:4ZjRNQaA0
「まぁ今の若い子は自分で料理するって事せえへんからな、それ考えたら譲ちゃん偉いで。 好きな男おるんやろ?」
「…う、うん…」
「あーなんも照れんでええがなぁ その子の為にも頑張ってようけ料理覚えーよ? 精のつくもん作ってやって、早いこと子供も作りや」
「え…あ、こ、子供って…ボクにはまだ早いで」
「何言ってんねん、うちの母ちゃんかて嬢ちゃんと同じぐらいの歳でワシと結婚して速攻ガキ作ったで?まぁそんときゃ他にやることなかったからなぁ。とにかく頑張りや」
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