過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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13:WM
2012/03/15(木) 20:22:47.78 ID:tm1H51fco
「俺は子供(ガキ)じゃねえ!」

防寒着を着る少年、水嶋尚斗がぼさぼさ頭の男、釘宮キョウに向かって叫ぶ

「……はいはいわかったからさっさと帰んな」

「警察に捕まると結構面倒な目に遭うぞ?」

「っ……!わ、わかったよ!……そんじゃな!」

水嶋はそう吐き捨てると何処かへ走り去っていった

その背中を釘宮は見つめていたがーーすぐにその視線はその手に握る煙草へと移された

フィルターまで燃えたらしく、灰色の吸殻がポトリと地面へと落ちた

「てめーのことを子供じゃないって言う奴か1番ーーー子供なんだ」


ポケットを探って黒いケースーー要するに携帯灰皿ーーを取り出して、煙草を押し消す

そしてまた懐から箱を取り出して一本の煙草に火を付ける

「…………フゥ」

……『煙草を吸う』、それが彼の対価だった

「……どうやら、ちゃんと仕留めてくれたみてェだな」

「……ハヤトか」

「だから俺をその名前で呼ぶなと何回言えば……」

そう、煙草をふかす釘宮に声をかけたのはーー筋骨隆々の、その顔に顎鬚を蓄える警察官らしき男

「……で、黒井、今回の報酬は?」

男の名は黒井ハヤト
S市の対契約者課ーー通称九課ーーに所属する警察官だ

「ほらよ」

黒井は手に持っている茶色い封筒を釘宮に渡す

「どーも……ってえらい少なくないか?」

「ああ、それはーー前にお前が壊した物の修理費とお前が怪我させたうちの警官の医療費……それと俺がお前に貸しといたツケを引いたからだ」

「おいおいこんなんじゃどう頑張っても一週間も持たないぜ?」

「そう思うんだったらちったあ物壊すのをヤメロ……お前は考えなしに動き過ぎなんだ馬鹿野郎が」

「…………ふぅ」

釘宮の口から白い煙が排出される

「聞いちゃいねぇ……全く香月ちゃんもそーとー手ぇ焼いてんだろうな、こりゃ」

「余計なお世話だ」

「……ま、次も何かあったらまた頼むぜ」

「了解」



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