過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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WM
[sage]
2012/03/15(木) 20:23:16.07 ID:tm1H51fco
そう言うと、黒井は踵を返す。しばらくした後に車のエンジンの様な音が聞こえ、赤いライトと共に遠くへ過ぎ去って行った
「さて、と、帰りますーー」
ピリリリリ
路地に響いたのは、釘宮のポケットに突っ込まれた携帯の着信音
無機質な音が暗い路地にしばらく響き渡った後、プツリと途切れる
「はいはいどちらさんですか……って、なんだ、香月か」
「……心配すんな、ちゃんと終わってる」
「報酬?……あいにくこの前とほとんど変わってないね」
「……お前はあいつと同じことを言うな……」
「……わかったわかった……そんじゃ切るぞ、また、事務所で」
……ブツン
「はぁ……全くいちいち一々五月蝿い奴らだよほんーー」
「あ、あのっ!」
「……ん?」
ぶつくさと愚痴を言っていた釘宮の背後から、一人の女性が声をかけてきた
その女性ーーと言うよりも少女ーーは、この街S市有数の進学高校の制服を着ている
「さ、さっきは本当に有難うございました!」
「あー……あの男に捕まってた人質の子?」
「はいっ!……本当に、もうダメかと思いました……」
「災難だったな……っと、早く帰った方がいいぜ?親御さんが心配してる」
「……あっ!ほ、本当だ……じゃ、じゃあ私はこれで……」
「気をつけて帰るんだぞー」
「はいっ!」
そう言うと彼女は街道の方へと走り出しーー
「あっ!そうだ!」
突然何かを思い出したかのように振り返った
「あのっ!……あなたの名前を教えていただきませんか?」
「……釘宮キョウだ」
「キョウさん……ですね!」
「私は『藤宮かおり』です!」
「かおりちゃん……ね。ん、覚えた」
「ふふっ……なら、またいつか、会いましょう!それでは!」
今度こそ彼女は、街灯が照らす夜道へと消えていったーー
「…………さて、と」
「我が家に帰るとするか……」
……ぐうぅ
とんでもなく間抜けな音が釘宮の腹部から発せられた……要するに腹の虫である
「……あ〜〜〜っ」
「腹減った」
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