過去ログ - 男子高校生のスマイルプリキュア
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105: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/18(日) 21:26:42.57 ID:8VKkmjGKo

「ん?」

「戦わないと、もっと怖い思いをすると思って」

「黄瀬」

「はい」

「俺も怖い」

「そ、そうですか」

「だが俺は仲間がいるから、こうして戻ってきた」

 そう言って、彼は唐沢のほうを見た。

 白い帽子を土で汚した彼は、何かを悟ったように親指を立てる。

「一人では怖くても、仲間がいれば怖くないことだってある」

「そうですね」

「俺たちじゃあ、頼りないかもしれねえが」

「そんなこと……、ありません」

 黄瀬やよいことキュアピースは目に涙をたくさん溜めながらも胸を張る。

「悪いオニさんは、わ、私が退治します」

「グオオオオオオオ」

 電撃を食らって、身体の所々が焦げているナマハゲは更に不気味であった。

 それでもピースは怯まない。

「黄瀬!」


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