50: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/17(土) 20:38:00.91 ID:ITLhnw4lo
「……」
「今度はウチの相談に乗ってくれるんですか?」
「……」
唐沢は答えない。
「でも無理ですよ。ウチは今、バレーのことで悩んでます。唐沢さん、バレーの経験は
ないですよね。それじゃあ、多分意味ないと思います」
「確かに、俺にバレーの経験はない」
そう言うと唐沢は肩に乗せた変な動物を地面に置く。
そして少しステップを踏むと、ゆっくりと持っていたボールを真上にあげた。
「え?」
一瞬の跳躍。
唐沢は、あかねがバレー部で見たほかの誰よりも高く飛び上がり、身体を弓のように
“しならせて”ボールを打った。
「……!」
そしてボールは彼女の足元に叩き込まれる。
「だ、弾道が……」
ボールの軌道が見えない。
スタッと軽く着地をした唐沢は何事もなかったように変なぬいぐるみみたいな生物を
拾い上げると、再び肩に乗せた。
「凄いアタック……。唐沢さん! 今の誰に習ったんですか」
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