過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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当方に進撃の覚悟あり
[saga]
2012/03/18(日) 23:00:01.34 ID:aJiCFglS0
したり顔の建宮が、群衆を掻き分けてステイルの前に立った。
建宮も日本人としてはガタイのいい部類に入るが、やはりステイルと較べると霞む。
しかし見上げる百戦錬磨の戦闘魔術師は、無表情に見下ろす少年神父の威圧感をものともしていなかった。
「この面子を見ればだいたい想像がつくんじゃねーの、ステイルくん? 『第七次スーパー上条当麻攻略作戦α』の打ち合わせに決まってるのよな」
「いつの間に七回も!? 建宮、五和! あなたたち、私の目を盗んでナニをしでかしたのですか!」
「………………ああ、そういう」
「ステイル!? どうして『さもありなん』みたいな顔して頷いてるんですか!? 知らないの私だけなんですか!?」
ヒートアップする神裂をよそに、ステイルは気のない表情で目を逸らした。
それを見たアニェーゼがさもありなん、と言わんばかりに肩をすくめる。
「そりゃまあ、そうですか。あなたは別に、こんな話題に興味ありゃしませんよね」
必要悪の教会の構成員なら、あるいは天草式、アニェーゼ部隊の成員なら誰もが知っている。
ステイル=マグヌスは上条当麻を、それこそ不倶戴天の仇敵と睨んでいる、と。
その名前を持ち出されて嫌味ったらしく冷笑することはままあれど、温和に頬を緩めるなどあり得ない。
端的に言えば、そういう関係なのである。
今回も、きっとステイルは一笑に付して、馬鹿馬鹿しいと踵を返して去っていく。
誰もがそう思った。
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