過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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246:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:12:28.36 ID:3keTbGPj0

頭部から激突してステイルを悶えさせたのは、頭のてっぺんからつま先まで全身桃色で固めた学園都市の生ける神秘こと、合法ロリ教師月詠小萌。
耳元で囁いてインデックスを震え上がらせたのは、時代錯誤の巫女装束に艶やかな黒い長髪が冴える、ステルス巫女こと姫神秋沙。
両名ともに、インデックスが日頃から友誼を結んでいる親しい友人だった。


「君たち、何の目的でここへ……というか、どうしてこの場所が……!?」

「土御門ちゃんに聞きました」

「土御門くんに教えてもらった」

「またかあのシスコン!」

「……ステイルは、二人のことを知ってるのかな?」


意外すぎる偶然の一致に、尖った疑問符が口をつく。
と同時に、胸の内側で黒っぽいもや状の何かがざわついた。
泡を食って慌てふためくステイルの表情。
自分が現れた瞬間よりもよほど狼狽しているように見えてならなくて、まったくもって面白くなかった。


「以前姫神ちゃんが大怪我を負ったところを、通りがかったステイルちゃんが介抱してくれたことがあるのですよー」

「……まあ。実を言えば。それ以前にも助けてもらったことはあるんだけど」


姫神が首から下げた、銀のケルト十字が目に留まる。
そういえば、と記憶の一ページを頭の片隅に呼び出した。
三沢塾事件、吸血殺し、姫神秋沙。
事の顛末は断片的にしか聞き及んでいないが、確かなことが一つだけある。
上条当麻と共に錬金術師に挑んだであろう魔術師が、インデックスが留守を預かる学生寮に刻んでいった痕跡は、実に特徴的なルーン文字だった。



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