過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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261:すべての人間は――[saga]
2012/05/20(日) 21:51:54.18 ID:zQfIGP0D0

「この端末をポチッとすれば、生中継で気になるあの子と憎いアイツの今に迫れるぜい、カミやん?」

「……吹寄、黄泉川先生呼んで来てくれないか? 盗撮魔が約一名、先生のお縄を頂戴したがってますってさ」

「合点承知よ」


呆れ顔の吹寄が教室を出ていく。
さすがに安心と信頼の常識人、迅速な行動だった。


「ちょちょちょ、ちょっと待ってくれよカミやーん!? そりゃいくらなんでも友だち甲斐がないぜい!?」

「あ、すいません。盗撮犯の友人は上条さんにはいませんので」

「距離感! 距離の取り方のリアルさ半端ないぜいカミやん!?」


ため息を隠そうともせず学生鞄を手に提げる。
ステイルと比較的近しい土御門の言うことだから、と耳を傾けたのが間違いだったようだ。
時間の無駄、ともいう。
ただでさえ今日は、上条当麻史上最大の闘いの火ぶたが切られる、精神への荷重甚だしい一日であるというのに。

犯罪者の始末を吹寄らに任せ、上条が家路に就こうとしたその時だった。



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