過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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338: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2012/06/17(日) 21:48:10.41 ID:U+rAl0+H0

佐天(・・・・・・やっぱり気になる)


不安に対し好奇心が勝ってしまった。

佐天は買い物袋をその場に置き、右側の道を進んでいく。
好奇心の赴くまま一歩ずつ、ただし足音は立てずに慎重に音がする方向へ歩いていく。

やがて佐天は、ある廃屋の前に辿り着いた。


佐天(音はこの建物の中から・・・・・・?)


建物の内部から物音が聞こえる。
ただし既に何かを引きずるような音は止んでおり、ゴソゴソと何かを漁る音が聞こえてきていた。
佐天はヒビが入った窓から中の様子を観察する。


佐天(! 誰か倒れてる・・・・・・)

佐天(それに、近くにしゃがんでるのは・・・・・・?)


そこにはうつぶせに倒れた女性と、その女性に側にかがみ込んでいる黒いコートを着た人間がいた。
フードを被っているため、顔はよく見えない。
この真夏に季節にコート、しかも黒地を着るとは酔狂な人間がいたものである。

その人間は足下に置いてあるケースから何かを取り出していた。
暗くてよく見えないが、針のようなものを手に持っている。


佐天(手当てしようとしてるのかな? それなら手伝った方がいいのかな?)


佐天が協力しようと身を乗り出そうとしたとき、




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