過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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455: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2012/08/26(日) 22:55:07.89 ID:+Ici/ZdQ0

イギリス・大英魔術図書館――――

地下100メートル。蔵書量100万冊。
ブルームズベリーに所在する『大英博物館(アーセナル)』の真下に位置するそれは、
世界中から集められた魔術書・魔道書を保管するために設立されたものだ。

その中にはインデックスが保有する10万3000冊の魔道書の一部も存在する。
その歴史は古く、イギリス清教が成立したとほぼ同じ時期に建設された。

『大英博物館』のスタッフは全てが魔術とは無関係の一般人であるが、
ここで働いている人達の全てが、魔術に何かしら関わりがある人間である。
保管している物が物のため、非常時の際に的確に対処できる知識を持つ人間が必要だからだ。

魔術に対抗できるのは魔術のみ。
『悪い魔術師から市民を守る』という理念掲げたイギリス清教は、
それを確実に遂行できるようにするために、あらゆる手段を用いて霊品法具を収集してきた。

その方法には窃盗や略奪も含まれており、とても口に出せないような手段を用いたこともある。
そのため、一部の人間からは『血の祭壇』とも呼称されている。

だが、それ故にこの図書館は、世界に存在する半分以上の魔術に対して有効な手段を構築することが出来る。
人の命を奪って手に入れた物で人の命を救う。
それが良いことなのかはわからないが、『守るべき物を守る』という点では正しいのだろう。




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