過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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◆jPpg5.obl6
[saga sage]
2012/08/26(日) 22:59:46.76 ID:+Ici/ZdQ0
『封印指定区域』とは内容、もしくは本そのものが非常に危険である書物を、魔術の心得が全くなかったり、
または未熟な人間が好き勝手に読まないように隔離して保管している区域である。
その内容は、例えば十字教に仇なすような思想が書かれてある物であったり、
目を通したら最後、理性を修復不能になるまで破壊してしまう物であったりと様々であるが、
それとは別に、『イギリス清教にとって不都合かつ容易に抹消できない物』を秘匿するための場所でもある。
それ故に『最大主教』の許可がなければ立ち入ることは出来ず、普通の魔術師にとってはほぼ無縁の場所だ。
もちろん、ステイルもここに来るのは初めてである。
扉を開き、かび臭い本棚の間を縫うようにして通り抜ける。
歩いている途中で収められている本の背表紙を一瞥してみるが、かすれていて読めない物がほとんどだった。
つまり、ここに保管されている書物は相当古い年代の代物であることが読み取れる。
途中で鉄製の箱が整然と並べられている通路があったが、おそらく特に危険度の高い書物を個別に封印しているのだろう。
ローラ「うーむ。 なかなか見あたらざりけるわね」
ステイル「侵入者用の簡易トラップが多いですね。 一つずつ見つけるのは骨が折れる・・・・・・」
ローラ「極秘文書もとても多き場所なるから、仕方なきことでありけるの」
30分ほど歩き回ってみたが、目的の人物は見つからない。
何せただでさえ広い上に、盗難防止のためのトラップが敷設されているため、
その対処をしながらの探索にならざる終えない。
書物を守るには仕方のないことではあるのだが、ここまで厳重だとかえって煩わしくなってくる。
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