過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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11:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:02:30.25 ID:WAbTKaZT0
「お前の中に死星獣と同じ血……かどうかは
分からないが、それが流れているとして、
だからどうした? 
そんなことで、お前を俺が嫌いになると思うのか」

「マスター……でも、私はバーリェではありません。
正確には死星獣でもありません……全く別の個体です。
私は、化け物なんです」

そう言って霧は、唇を噛んでしばらく押し黙った。

そして息を吐いて、続ける。

「笑えますよね……自分の半分と同じモノを、
殺すために創られたなんて。
何が『優秀』だって、何が『効率的』だって、
そんな感じですよね……」

自嘲的に小さく笑い、霧は呟いた。

「蓋を開けてみれば、私はただの化け物でした……」


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