過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/24(土) 21:44:13.94 ID:s9qUNLnH0
周囲を、残ったタイプγが囲み始めていた。
文は優の血まみれの亡骸を抱いていた。
そして絆に向けて、ゆっくりと手を振る。
『……さよなら絆さん。今までありがとう。
でも、私はお姉ちゃんの所に行きます。
お姉ちゃんには私がいて、私にはお姉ちゃんがいて、
そうじゃなきゃいけないから。
だから、ごめんなさい……本当に、ごめんなさい』
意味を理解して絆は青くなった。
この子は。
死ぬつもりだ。
「やめろ文! め」
「命令だ」と言おうとしたところで、
シャッターが閉まった。
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