過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:53:16.15 ID:H1W87tW/0
その一連の理由を、霧が知っていると
思っていたのだが、本人がその話を
しようとしていたのを忘れていたのでは、
仕方がない。
無理に聞きだすことも出来るのだが、
それを、絆はしたくなかった。
覚えていなかった時は、
自分で話してくれるまで待つつもりだった。
「何ですか? 気になります」
食い下がってきた霧に視線を向けて、絆は言った。
「お前が、寝言で『恐竜が来ます、恐竜が……!』って
繰り返し言うもんだから気になってな」
「恐竜……?」
素っ頓狂な声を上げて、霧は耳元まで真っ赤になった。
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