過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:53:50.00 ID:H1W87tW/0
「わ、私そんなことを言っていましたか?」
「頻繁にな」
「そんな……マスター、盗み聞きはいけないことです」
恐竜の何が怖いのかは分からなかったが、
霧が頻繁に寝言を言うのは本当のことだった。
寝言の中でも敬語なんだなと感心した覚えがある。
絆は軽く笑うと、運転手に向けて口を開いた。
「そこを左です。中につけてください」
タクシーが曲がり、軍病院内の駐車場に入り、
入り口にピタリと寄せる。
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