過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/27(火) 19:42:57.75 ID:+6h/+PqS0
「ご覧の通りです。五大原則の確認はしています。
性能はS93(霧のこと)を遥かに凌ぎますが、
見た目と、性格に多少の問題があります」
「…………」
多少?
これが、多少?
右腕と足の丸まった切断点を、唯一無事な左腕で、
病院服を使い隠した少女を一瞥し。
絆はそれを口に出そうとして思い直し、
無理矢理に飲み込んだ。
「……性格?」
自分を凌ぐと目の前で言われ目の色を変えた霧を、
医師から庇うように立ち、彼に声を低くして問いかける。
「どういうことですか?」
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