過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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2:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 00:52:28.67 ID:WAbTKaZT0
意識などしていなかった。

「笑ってなんかいないさ……」

絆は、聞こえるか聞こえないかの声でそう呟いた。

「本当、笑えない冗談だよ……」

こみ上げてくるものを押し殺し、
彼はまた料理にナイフとフォークを立てた。

カチャ、カチャと音を立てて食事を再開した絆に、
優が泣き顔を向ける。

「……戦闘で死んだの? 命……」

「ああ。俺を庇って、死星獣の攻撃を受けて死んだ」

絆の隣で、霧が完全に動きを止めた。


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