過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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230:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:05:01.71 ID:BweApVW10
霧に支えられながらタクシーに乗り込み、
圭の隣に腰を下ろす。

絆の隣に座った霧が扉を閉め、伺うように圭を見た。

タクシーが静かに発進し、
圭は疲れたように小さなため息をついた。

「どうした? 疲れたなら寝てもいいんだぞ」

絆にそう言われ、圭はきょとんとして彼に返した。

「ねても……? 『ねても』とはどういうことですか?」

「何言ってるんだ? 寝るってことだ。
目を閉じて楽にしてもいいってことだよ」

絆に静かに返され、しかし彼女は首を傾げてみせた。

「目を閉じてどうするのですか? 暗くなるだけです」


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