過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:07:04.69 ID:BweApVW10
それをポカンと見ていた霧が、
何呼吸か置いて、とってつけたような高い声を発した。
「あ……あの、圭ちゃんは、
ゲームは好き? 何が得意なの?」
「ゲーム……?」
首を傾げて、圭は「この子は何を言っているのだろう」と
いう目で霧を見た。
彼女の目を見て、霧は慌てて付け加えた。
「私は、モノポリーが得意。バックギャモンも、
カードゲームも好きです。
一緒にラボに行ったら遊びましょう」
「ごめんなさい……
姉さんが何を言っているのかがよく分かりません」
申し訳なさそうに顔を歪めて、圭は頭を下げた。
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