過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:07:46.41 ID:BweApVW10
霧が気勢を削がれたように
「そ……そうなんだ……」
と言って口をつぐむ。
霧は睡眠学習中に、沢山の思考ゲームを
させられてロールアウトしてきた。
しかし、もしかしたら圭は、そのような
シュミレーションを一切せずに
送り出された固体なのではないだろうか。
「教えてやればいい。得意なんだろ、霧」
そっと口を出すと、霧は顔を輝かせて
「はい!」
と頷いた。
圭はそれを興味がなさそうに見ていたが、
霧がまた口を開こうとしたのにかぶせて言葉を発した。
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