過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:11:54.21 ID:BweApVW10
霧は一回の戦闘でそれを経験しすぎていた。
言葉を発しようとして失敗した霧の頭に手を置いて、
撫でてやりながら絆は言った。
「……分かった。お前はしばらく乗らなくていい」
「で……でも……」
「少し頭を整理するんだ。さっきの話は忘れてくれ」
――戦闘訓練をこの子に施すのは無理だ。
それを本能的な部分で察知する。
無理矢理にコクピットに乗せたら、
初期の雪のように戦闘恐怖症や閉所恐怖症を
発症してしまう恐れがあった。
いたずらにトラウマを刺激するのはいいことではない。
しかし……圭の性能だけは把握しておきたかった。
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