過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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254:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/29(木) 18:03:12.20 ID:qPbJwa1+0
その驚愕の事実に気付いたのは、
次の日になってからのことだった。

首を振って眠気を無理矢理払いながら、
絆はエフェッサーの本部に電話をしていた。

圭が言っていたことは、嘘ではなかった。

「眠る」という概念自体が、この子にはなかった。

――寝ない動物。

最初は本当にそんな動物がいるのかとも思ったが、
あながち嘘でもなさそうだったのだ。

数時間前には、強制的に眠りに落とす睡眠剤を
大量に投与したばかりなのだが、
当の圭は申し訳なさそうに縮みこむだけで、
全く眠る気配はない。

既に、眠らせるためのありとあらゆる
手段は尽くしていた。


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