過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/29(木) 18:06:51.35 ID:qPbJwa1+0
絆の部屋には、今は誰もいなかった。
霧と雪は寝室で眠っている。
外では太陽が昇り始めていた。
圭は、渚が面倒を見ている。
また何回かコール音がして、
本部の女性職員が応答した。
『おはようございます、絆特務官。
どうかされましたか?』
静かに問いかけられて、
絆は押し殺した声でそれを返した。
「昨日ロールアウトしたS678番についてです。
重要な話です。即担当医に繋いでください」
『かしこまりました』
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