過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:38:38.64 ID:FSFT7ye80
「随分と断言するが、君のバーリェは
思うとおりに育っているのか?」
話をさらりと変えた絆に、
彼女は隣のバーリェを乱暴に引き寄せてから言った。
「ええ。ご心配には及びませんわ。
『実戦』成功率が十割を維持しています」
隣で、どこか生気のない目で桜に似たバーリェが下を向く。
彼女の様子に異変を感じたのか、
圭が怯えたような目で絆を見た。
……これは。
まずいかもしれない。
絆はこみ上げてきた不快感を押し殺して、
椿に向けて口を開いた。
「……虐殺記録だろう。それこそ当てにならない」
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