過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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305:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:48:06.00 ID:FSFT7ye80
そんな馬鹿な、と言いかけて
それを無理矢理飲み込む。

口に出すのははばかられたが、
圭が嘘をついている可能性が高かったからだ。

彼女が睡眠学習中に行った戦闘プログラムでは
千二百回を超える連勝記録がある。

分からない筈がない。

絆は、しかしそれ以上言及せずに、
息を吸ってから返した。

「まぁ……おいおい思い出すだろう。
お前は、立派にやってたよ。頑張ったな」

頭を撫でられ、圭が僅かに頬を紅潮させた。

そこでカルテを持った医師の集団が、
部屋の中に入ってきた。

その中に圭の担当医の姿があることに気付き、
絆は傍らの女性職員にコーヒーカップを渡して、
松葉杖をついて立ち上がった。


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