過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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312:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 19:37:52.26 ID:6Wpsnxgd0
絆を見て担当医が足を止める。

医師達は、絆と圭を囲むように立った。

何かしら不穏な空気を感じたのだろう。

圭が手を伸ばして絆の袖を掴む。

その手を握り返し、絆は担当医に向かって口を開いた。

「お疲れ様です。随分と大所帯ですね」

二十人以上いる医師団を見て、エフェッサーの
女性職員達も怪訝そうな顔をしている。

圭を守るように立った絆を無表情で見てから、
担当医は手元の資料に視線を落とし、言った。

「S678番を回収させていただきます。
あなたの仰るとおり、その個体は特異体であることが、
議会の正式決定で受理されました。
検体として提供をいただきたい」


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