過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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313:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 19:42:29.48 ID:6Wpsnxgd0
おそらく医師議会の決定印であろう書面を見せて、
担当医は問答無用といった具合で、回りに目配せをした。

医師の一人が圭の腕を無造作に掴もうとする。

絆は反射的にその手を、ギプスが嵌められた
手で掴んで捻り上げた。

腕を極められた医師が小さく悲鳴を上げてカルテを取り落とす。

「何をする?」

鉄のような声で絆はそう言った。

折れるのではないかというくらいに、医師の腕が曲がった。

周囲を取り囲んでいる医師団の表情が変わる。

絆は

「医者風情が揃いも揃って、
女の子一人とっ捕まえに来るとは笑わせる」

と呟いて、手を離した。


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