過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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316:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 19:44:40.20 ID:6Wpsnxgd0
松葉杖をついて、もう片方の手で圭の肩を押す。

圭は戸惑いながら、車椅子を操作しようとして、
しかし立ちふさがった担当医の視線に射抜かれて静止した。

「お通しするわけにはいきません。
その個体を戦闘に使っていただくわけにはいかないのです」

「何故? 先ほども戦闘訓練を行いましたが、
この子は正常に動作をしていた。何の問題もない」

医師達の滅多にみせない強気な……
いや、むしろ必死な姿勢に、怪訝そうに絆は返した。

絆を見て担当医は続けた。

「それはS678番に操縦させなかったからです。
その個体には、重大な不具合があります。
あなたの生死にも関わることです」

そう言われ、絆は口をつぐんだ。


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