過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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350:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/03(火) 17:46:56.42 ID:QhpzOyn50
エフェッサー本部に絆が出頭した頃には、
既に本部のトレーナー達は
オペレーティングルームに集められていた。

松葉杖を鳴らしながら、渚に支えられて入ってきた
絆を見て、最前列に座っていた椿が鼻を鳴らす。

絆は一番後ろの席に腰を下ろした。

そこで、駈が全体を見回して口を開いた。

「皆も知っての通りだ。新世界連合が、
本部に対しての直接的な攻撃意思を示してきた。
早急に迎撃体制をとる必要がある」

絆はそこで手を挙げ、口を止めた駈に
向かって押し殺した声を発した。

「どうしてフォロントンに基地を作られるまで
放っておいた? 
今迄のスラムの虐殺は一体何だったんだ?」


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