過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:25:46.98 ID:XF4r8r6f0
『構わない。時間を少しでも稼ぎたい。やりたまえ』
絆の通信を聞いていた駈が口を挟んだ。
渚は少しの間迷っていたが、
「分かりました……!」
と言って計器を操作し始めた。
少しして衛星電波の映像に、絆の顔が映し出された。
コクピット内から出力された映像を、
電波をジャックして割り込ませている。
絆は息を吸ってから、押し殺した声で言った。
「……愚かなる新世界連合の人間達に告ぐ。
こちらはエフェッサー、本部トレーナーだ」
浮かんでいるAAD型死星獣が、動きを止めた。
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