過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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4:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 00:56:11.58 ID:WAbTKaZT0
「命は役目を全うしたんだ。
立派なことじゃないか。褒めてやろうよ……な?」

やるせない気持ちになった。

絆の言葉が尻すぼみになって消えるのを聞いて、
優は口をつぐんだ。

彼女は俯いたまま小さく震えている霧を見て、
歯を噛むと乱暴にフォークとナイフをテーブルに置いた。

「……いらない。食べてる気分じゃない」

そこでやっと、文が顔を上げた。

そして彼女は涙でズルズルの顔で、
絆に向かって緩慢に手を動かした。

『雪ちゃんは……どうしたんですか?』


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