過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:31:46.29 ID:XF4r8r6f0
「みんな死んでいくよ。
大切だと思っていたものが全部なくなっていくよ。
目の前で……! 俺の、この目の前で!
何もかもが全部崩れていく!
それは他でもない、あんたの、あんた達のせいだ!」
絆は声を張り上げた。
「だから俺は! あんた達を認めない、
許さない! あんたは、俺の敵だ!」
「エネルギー抽出完了。全テノ設定ヲニュートラルヘ。
メインシステム、戦闘モードヲ起動シマス。
バーリェ認証完了、全武装ノロックヲ解除。
視界確保、レディ。大恒王、全テノプログラムヲ起動シマス」
「霧、飛べ!」
機械音声が流れるとほぼ同時に、絆は叫んでいた。
反射的に意識を集中した霧の操縦で、
大恒王の背部ブースターが点火した。
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